Windows VistaとFreeBSDのデュアルブート [FreeBSD]
- 前段 メインマシンで使用しているWindows XPの起動が、最近遅くなってきたので、
- Windows Vistaのインストール Vistaのインストールディスクから起動してインストールしようとしましたが、
- FreeBSD 8.0-RC3のインストール FreeBSD 8.0-RC3のDVDイメージをDVD-Rに焼いて、それからインストール。
- 問題発生 XPまでのWindowsでは、これで素直にデュアルブートな環境ができていました。
- 原因 どうやら、MBRを壊してしまったようです。
- MBRに書き込まれるVistaのブートローダは、XP以前のものとは異なる事。
- Vistaは、MBRにIDを書き込んでおり、起動時に参照している事。
- Vistaのブートローダを使用してFreeBSDを起動する。
- GRUBをMBRにインストールして起動する。
- Vistaの起動時にMBRのIDを参照しないようにする。
- リトライ とりあえず、XP→Vistaをインストールし、FreeBSDをMBRを書き換えないように
- 参考
- FreeBSDとVistaの起動について記述しているページ(英語) http://www.clearchain.com/blog/posts/freebsd-windows-vista
- 1.の方法を記述しているページ http://d.hatena.ne.jp/shou0918b/20070925
- 3.の方法を記述しているページ http://uyota.asablo.jp/blog/2007/08/18/1733839
- MBRについて(Wikipedia) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89
- PloP Boot Manager http://www.plop.at/en/bootmanagerdl.html
OSの入れ替えをすることにしました。
一瞬、Windows 7の購入を考えましたが、値段が高いので、
XPを購入した時のアップグレード権で手に入れたVistaを
今更ながら導入しました。
Vistaは、遅い、重いと大変不評なOSだったので、今まで興味はありませんでしたが、
今一度、Wikipediaなどで調べると、UI(Windowsエアロ)の描画処理が
GPUで処理されていたり、過去の起動時情報から起動時のパフォーマンスを
あげる仕組みなど、それなりによさそうなことが書いてある。
マシンのスペックさえ満足していれば、XPとと同様かそれ以上になりそう。
また、FreeBSDの8.0が、RC3まで出ていて今月中には、RELEASE版が出そうなので、
どうせなら、デュアルブートなマシンにしてみることにしました。
XP上からセットアップを起動しないとインストールできないらしい。
(OEMのアップグレードパッケージなのでしょうがないか・・・)
まっさらな状態のHDDからインストールしたかったので、
XPを新規インストールし、そこからVistaをインストール。
結構面倒でした。
Windows VistaとFreeBSD のデュアルブートにするので、
FreeBSD の Boot ManagerをMBRに設定してインストール。
しかし、Vista以降ではWindowsの起動プロセスが変わったようで、
Vistaが起動できません。
エラーメッセージが表示されVistaのインストールディスクから修復しろいわれます。
メッセージのとおり、修復を行いましたが、なにやら修復が失敗したらしく、
起動時にパーティーションがありませんとエラーが発生するようになってしまいました。
PLoP Boot Managerを使用して、Vistaをインストールしたパーティションから
起動してみてもエラーが表示されて起動できませんでした。
Ubuntu 9.04のLiveディスクで起動し、付属のGPartedで状態をみてみると、
パーティーションが無い状態になっていました。
その後、WEB上でいろいろと調べると、以下のことがわかりました。
で、デュアルブートにするには、以下の三つの方法があるようです。
2.は、GRUBのサイズが小さく、Vistaの参照しているIDの位置まで書き換えられないため、
Vistaが起動するようです。
なんとなく、運任せな方法な気がするので、1か3の方法を取ることにします。
インストールします。
これで、PC起動するとVistaが起動するかと思ったらFreeBSDが起動 !?
何で?
どうやら、Vistaのパーティーションのbootフラグが落ちていました。
PLoP Boot Manager で、Vistaのパーティションを選択して起動すると
正常に起動しました。
GPartedで、VistaとFreeBSDのパーティションのbootフラグを見ると、
FreeBSDがついており、Vistaはついていなかったので、
FreeBSDをはずし、Vistaにつけると
正常にVistaが立ち上がるようになりました。
あとは、上記の1または3の方法でデュアルブート環境にするだけです。
もしくは、PLoP Boot Managerで選択するようにしてもいいかなぁ。
とりあえず、今回はここまで。