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EclipseでGlassFish [Java]

Java EE の開発環境としてNetBeansを利用する例は、沢山見かけるけど、Eclipseを利用する例は、あまりない。あっても、情報が古い。
なので、少し古い情報であるOracleの寺田さんのプログの「GlassFishとEclipseの連携方法について」を参考にして、現時点での最新版を利用して環境構築をしてみた。

利用するもの
  • Eclipse Kepler(4.3.2) Eclipse IDE for Java EE Developers
  • GlassFish Server Open Source Edition 4.0 (Multilingual)

前提
  • GlassFish 4.0は、インストール済みである事。
  • Eclipseは、インストール済みである事。

手順
  1. GlassFish用のJava EEサーバー・アダプタの追加及び起動
  2. Java EEプロジェクトの作成
  3. サンプルソースの作成及び実行

1.GlassFish用のJava EEサーバー・アダプタの追加


「Server」パースペクティブを追加する。
Eclipseのメニューより[Window] -> [Open Perspective] -> [Other...]と選択し、パースペクティブ選択ウィンドウを開き、「Java EE (default)」を選択する。
Eclipse_1.jpg

「Server」パースペクティブにGlassFishを追加する。
「Server」パースペクティブから、右クリックで[新規] -> [Server]と選択し、新規サーバーの選択ウィンドウを開く。
Eclipse_2.jpg
Eclipse_3.jpg

このウィンドウの右上の「Download additional server adapters」のリンクを押下すると「Install New Extension」ウィンドウが開くので、「GlassFish Tools」を選択する。
Eclipse_4.jpg

ライセンス確認画面後、ダウンロードしてインストールする旨の確認ダイアログが表示され、インストール後に、Eclipseを再起動する旨のダイアログが表示される。
Eclipse_5.jpg
Eclipse_6.jpg
Eclipse_7.jpg

再起動後、再度「Server」パースペクティブから、右クリックで[新規] -> [Server]と選択し、新規サーバーの選択ウィンドウを開くとGlassFishが選択肢に表示されているので選択する。
Eclipse_8.jpg

「Next >」ボタンを押下するとこのServerの名前とGlassFishをインストールした場所を指定する項目が表示される為、それぞれ入力する。
Eclipse_9.jpg

さらに、「Next >」ボタンを押下するとGlassFishのドメインの場所と管理者のユーザーID、パスワードを指定する項目が表示される。GlassFishをインストールした直後の場合、ドメインの場所は、初期値のままでよく、管理者のユーザーIDは「admin」、パスワードは無しとなっている。
それぞれ入力して、「Finish」ボタンを押下する事で「Server」パースペクティブにGlassFishサーバーが表示される。
Eclipse_10.jpg
Eclipse_11.jpg

GlassFishサーバーを起動する。

「Server」パースペクティブのGlassFishサーバーを選択し、右上のスタートボタンを押下する事で、サーバーが起動する。
Eclipse_12.jpg

2.Java EEプロジェクトの作成


新規プロジェクトを作成する。

Java EEプロジェクトを作成する。
プロジェクトエクスプローラーの右クリックから[New] -> [Enterprise Application Project]を選択し、新規プロジェクトのダイアログにプロジェクト名を入力する。
Eclipse_13.jpg
Eclipse_14.jpg
Eclipse_15.jpg

動的Webプロジェクトを追加する。

作成したJavaEEプロジェクトに、動的Webプロジェクトを追加する。
プロジェクトエクスプローラーの右クリックから[New] -> [Dynamic Web Project]を選択し、新規プロジェクトのダイアログにプロジェクト名を入力し、「Add project to an EAR」チェクボックスにチェックを行い、「EAR project name」に上記で作成したJava EEプロジェクトのプロジェクト名を入力する。
Eclipse_16.jpg
Eclipse_17.jpg
Eclipse_18.jpg

3.サンプルソースの作成及び実行


RESTアプリの作成

JAX-RSを利用した超簡単なRESTアプリを作成する。
以下のJavaソースを作成する。

Hello.java
package sample;

import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;
import javax.ws.rs.Produces;

@Path("hello")
public class Hello {

    @GET
    @Produces("text/plain")
    public String getHello(){
        return "Hello.";
    }
}


MyApp.java
package sample;

import javax.ws.rs.core.Application;
import javax.ws.rs.ApplicationPath;

@ApplicationPath("/rest")
public class MyApp extends Application {

}

Eclipse_19.jpg

アプリの実行

動的Webプロジェクトを右クリックし、[Run As] -> [Run on Server]を選択する。
Eclipse_20.jpg

実行するサーバーを選択するダイアログが表示されるので、GlassFishサーバーを選択する。
Eclipse_21.jpg

WWWブラウザからアクセスすることで、作成したアプリを動かすことができる。
今回の例では、「http://localhost:8080/SampleWeb/rest/hello」にアクセスすると「Hello.」が表示される。
Eclipse_22.jpg



かなり駆け足での説明となったが、Eclipseでもそれほど労力をかけずに、GlassFishサーバーとの連携を行う事ができた。

参考URL
参考図書
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コメント 1

師子乃

こんばんは。

勉強させていただきます!
by 師子乃 (2018-12-05 20:36) 

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